整形外科
整形外科とは
脊椎や関節など日常生活で運動に関わる器官の障害を診断し、治療を行います。外傷の診療も積極的に行っており、皮膚縫合なども行っております。
整形外科は、「運動器の疾患」を取り扱う診療科です。運動器とは骨・軟骨・靭帯・筋肉・腱・神経などの組織から成り立っています。
「運動器の疾患」には打撲や捻挫・骨折などの外傷があります。また、加齢に伴う関節の変形による痛み、脊髄や神経の圧迫からくる疼痛や麻痺もあります。この他、「関節痛を認める関節リウマチ」や「骨折リスクが増加する骨粗鬆症」などがあります。これらの症状の診断と早期改善を目指します。
よくある症状
- 腰痛
- 首の痛み
- 肩の痛み
- 指が引っかかる
- 膝関節の痛み
- 打撲・捻挫
- 切り傷
- 骨折
当院の整形外科治療の特徴
麻酔剤の注射や様々な鎮痛剤の使用
関節内注射・腱鞘内注射など麻酔剤の注射や様々な鎮痛剤により、痛みの緩和を行っています。
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関節腔内注射
変形性関節症や外傷により、関節内に液が多量に貯まっている時は、関節液を吸引します。痛みが強い時は関節の栄養剤であるヒアルロン酸の注射や局所麻酔剤であるキシロカイン®など注射をします。
主な疾患は、変形性膝関節症や肩関節周囲炎・関節リウマチです。 -
腱鞘内注射
腱鞘炎に対して局所麻酔剤であるキシロカイン®とステロイド剤などを注射をします。
主な疾患は、ばね指(弾発性腱鞘炎)やデケルバン病、関節リウマチなどです。
薬物療法
当院の痛みに対する薬剤治療は主に4種類の組み合わせで行っています。
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①筋肉や関節に作用
ロキソニン®やボルタレンなどの
非ステロイド性抗炎症薬関節痛や打撲、筋肉痛に効く薬です。長期に内服すると、胃炎・胃潰瘍・腎機能障害が出ることがあります。高齢者は腎機能が低下してきているので、注意が必要です。
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②脊髄と抹消神経の接続部に作用
リリカ®やタリージェ®肋間神経痛や坐骨神経痛などの神経障害性疼痛に効く薬です。めまいや眠たくなる副作用があるので、少量から開始する必要があります。
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③脊髄で痛みを和らげる機能を活性化
サインバルタ®やノイロトロピン®サインバルタ®は副作用として、吐き気や消化器症状があります。少量から開始する必要があります。
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④脳で痛みをコントロール
トラマール®やトラムセット®吐き気と便秘をきたすことがあります。吐き気止めや緩下剤を併用することがあります。少量から開始する必要があります。
最新医療機器と専任リハビリスタッフによる
「リハビリ治療」
当院にはホットパック・低周波装置・中周波装置(干渉波装置)・超短波装置・頸椎牽引・腰椎牽引があります。患者さん一人ひとりの症状と目標に合わせて、最新の医療機器を使用した治療や専門のスタッフによる運動・体操メニューを行います。
医師とリハビリスタッフが常に連携を取りながら、治療を行っていきます。